■概要 |
日本列島が大陸から離れ日本海が開きつつあった約二千万年前に、激しい火山活動によってできた、宝立山層と名付けられた地層が珠洲市から能登町にかけて分布しています。この地層のほとんどは、たびたび噴出した火砕流によって運ばれた火山灰と軽石でできており、熔岩の破片や、時には炭化木や火山豆石を含みます。また、火山活動の合間に堆積したシルト、砂、礫の層が挟まれています 行延・秋吉・不動寺・松波などの各所には泥岩・凝灰岩層が分布し、一部には、礫岩の所もありますが、岩相と周辺の地層との分布関係から見て、これらの層は柳田累層の一部、凡らくは本累層の中部層に対比されると推定されます。 南側谷合を挟んだ羅漢山と呼ばれる尾根と同じく、柳田累層中部層に属する降下性軽石凝灰岩で形成されています。地層は均質ですが、風化作用を受けて、奇岩連なる一帯となっている様はまさに日本のカッパドキアと言えます。 この尾根を地元民はヒデッ坂と呼んできました。 |
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■フォトギャラリー | ||||
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